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まさか2週連続で城を見に行くことになるとは思わなかった。 |
ということで先週に引き続き、行ってまいりました。所用で大阪に行ったついでに行ってきたのですが、今回は富士フイルムのX-E1を買ったのでその操作に慣れることも目的としています(この間まではNikon D80でした)。
一日使ってみた感想としては、D80よりも全体に歩留まりがいいですね。あとフィルムシミュレーションがなかなか良い感じ。RAW現像が思った以上にしっかりしているのでこれはRAWでパシャパシャ撮って後から現像するのが捗るのでしょう。感度、シャッタースピード、絞り、ピントあたりが合ってればどうにでもなる感じで。
さて、実際のお城の話へ戻ります。作中では「難攻不落の美男子も天下の責めには耐えられず…」ということで元来は難攻不落で自尊心が強く、他人を見下す毒舌家ですが家康によって「責め」やすい身体に仕立てられてしまう、という描かれ方をしています。
徳川の時代に大改修をされたことで実際のところ現代の大阪城は当時の「大坂城」とは色々と異なる部分もありますが(天守閣に至っては三代目ですし)、まあそれは歴史物聖地巡礼の宿命ということで。
聖地巡礼的なポイントは作中に登場した「外堀」「真田丸」「本丸」「天守閣」あたりになりますね。
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大阪城公園駅を降りたところ。お城など見えない。 |
とりあえず今回は大阪城公園駅で降りて、お城の東側から回っていくことにしました。大手門から入る場合は天満橋方面から行ったほうがいいと思います。
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外堀。この周辺はランナーが多く皇居の周りのような雰囲気になっていました。 |
まず、お城の方へ向かうと見えてくるのは外堀です。公園になっているだけあってランナーやピクニックに来た家族連れで都会のオアシスのような状態になっていました。正直BL本の聖地巡礼に来てるのが一番申し訳なく感じられる瞬間でしたね…。
ちなみに作中の外堀は冬の陣で埋められたので(ちなみに真田丸は冬の陣の講和後に取り壊され、厳密な場所は不明らしいです)、現在のこれは徳川の時代にもう一回造り直されたものになります。
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この門から内堀の方へ入ります。お城へ来た感高まってきたぞ! |
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先ほどの門をくぐったところ。ようやく天守閣が見えます。 |
さて、内堀側へ入るとようやく天守閣が見えてきました。流石に有名なお城だけあってそれっぽさが伏見城より上だ!(当たり前です)
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右手の橋を渡ると本丸です。 |
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お約束の記念撮影。本が暗いのは木陰で撮ったからです。 |
ということで到着。
お約束の記念撮影は伏見城と違って人が多かったのでうまく死角を見つけてさっとカバンから本を出して撮るのに腐心しました。
天守閣の中は資料館の展示や展望台があるということで早速入場料を払って入ってみることにします。
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展望台のしゃちほこ。 |
大阪城の中には初めて入ったのですが、思った以上に近代化されていて驚きました。
外見は普通にお城なんですが中に入れば完全にそこらのビルと変わらないというか。エレベーターついてますし(5階まではエレベーターで登れる)冷房完備ですし。
お城と思って行くとがっかりする、という話は聞いてはいましたがこういうことだったんですね。確かにお城の見た目をしただけの鉄筋コンクリート製資料館でした。
置いてある絵巻などの中には遠い昔に歴史の教科書で見たようなものもちらほらあったので、資料館としての満足度はそれなりに高かったですが。
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やはり天守閣はこの角度で撮ると天守閣(隠語)に見えます。 |
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こちらも歴史資料館らしいです。時間がなくて行けませんでしたがこっちはこっちで気になる。 |
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徳川家康に絶え間なく砲撃(隠語)を浴びせられた本丸には、平和な休日の公園の風景が広がっていました。 |
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お城西側の大手門。入り口の通りとしてはかなり大きいです。 |
大阪城も伏見城と同じく現代に残っている姿と当時の姿はかなり違うということで歴史の諸行無常を感じました。
ただ、今回は伏見城よりもきっちり観光した感があったので一応満足です。やはり資料館があるかないかは結構大きい気がしますね。
あと中の資料館で見た壮絶な合戦の歴史を全く感じさせない平和な風景が広がっていたのは平和な時代に生まれてよかったと感じた所でもあります。
とりあえずあと近場でまだ行ってないところだと千早城、観音寺城、安土城あたりが残ってる感じでしょうか。次にどこへ行くのかはわかりませんが今度行くところは当時のままの姿が現存してるといいな、と思います。
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ついでに新世界寄って串かつを食べて帰ってきました。美味しかったです(こなみ) |