2011年1月15日土曜日

まどかマギカ、今後の展開についての考察など。 #madoka_magika

魔法少女まどか☆マギカ 1 【完全生産限定版】 [Blu-ray]
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今期から始まった魔法少女まどかマギカ。

キャラデザ:蒼樹うめ
監督:新房昭之
脚本:虚淵玄
音楽:梶浦由記

という文字通り異色の組み合わせで始まった今作ですが、第一話から通常の魔法少女モノとは一線を画した雰囲気が話題になっています。

今回は、昨日の第二話までから読み取れる情報+妄想によって今後の展開について考察をしたいと思います。

この記事を書く目的は、最終話放映された辺りで読みなおして「馬鹿な事言ってるなー俺はw」と笑うなり「おお当たってる当たってる」と満足するなりする、といったところですね。では、続きから実際に考察に入ります。

今回、この作品での魔法少女と魔女の取り扱いについての説明が入りました。曰く。

・不思議な力を行使するもののうち、希望を振りまくのが魔法少女、絶望を振りまくのが魔女。
・魔女を倒すことが魔法少女の使命。その使命を負う代わりに魔法少女になったものはひとつだけ好きな願いを叶えられる。
・魔女を倒すことによって得られるジュエルシード的なアレを得ることで、ソウルジェム(変身するための不思議アイテム)のMPを回復できる(黒っぽくなっているのを取り除ける)。
・魔女のまわりでは傷害事件や自殺などの負の出来事が起こりやすい。これは魔女の魔力によるものである。

ということらしいです。もちろんまどか達に語っていないこともあるでしょうし、多少は嘘が混じっている可能性もありますが。
これらの情報と、ここまでの演出から読み取れたことから考察をしてみたいと思います。
1. 魔女と魔法少女について
おそらく第一話のアバンでほむらが戦っていた相手も魔女でしょう。魔女っぽいシルエットしてましたし。では、この魔女はどのようにして生まれるのか。個人的には魔女はもともと魔法少女だったのではないか、と思います。そこで絡んでくるのがソウルジェムを回復する、という行動ですね。
願いを叶えるのが前払いである以上、もしもあれがただのMP回復であるのなら、願いだけ叶えて契約して魔法を使わなければいいはずです。「これが魔法少女にとっての魔女を倒すメリット」というようなことを言っていたということは、あの回復がインセンティブとなるようなもっと切実な理由があるのではないでしょうか。
そこで、ソウルジェムの回復をMP回復ではなく、魔女(化物)になってしまうタイムリミットを引き伸ばす、という風に解釈します。すると、

・ソウルジェムは魔法を使うと少し黒い部分が増える。(確定事項)
・ソウルジェムは、魔女を倒して手に入れるアイテムで黒い部分を取り除くことができる。(確定事項)
・ソウルジェムは何もしなくても徐々に黒くなっていく。(推測)
・ソウルジェムが真っ黒になると魔法少女は魔女になる。(推測)


というように考えられます。この場合ならば、魔法少女は使命をどうしても果たさねばならなくなります。
それも、時間制限がある以上頑張らねばならないので、契約を結ぶキュウべえとしても好都合なのではないでしょうか。
2. キュウべえについて
正直に言うと自分はキュウべえを全く信用していません。表情が微動だにせずしゃべるので怖い、というのもありますし、第一話で傷ついている状態のカットを見ると、傷を負っているというより外側の皮が破れて赤い中身が少し見えているように見える、というところもその理由です。
あとはそもそも第一話のアバンで畳み掛けるようにまどかに契約を求める辺りとか…完全に詐欺師です本当にありがとうございました。
さて、ではそんな怪しさ全開使い魔のキュウべえですが、一体なんなのでしょうか。
おそらくは、契約を結ぶことによって、人の夢なり魂なり生命力なり、なんらかのエネルギーを食べる怪物なのではないかと思います。そのため、契約を盛んに結ぼうとするのです。魔法少女と魔女が適度にいる状態を保てばそれによってエネルギーを吸うことが出来る、と。おいしいですね。
契約者のどのような願いも叶える、というのは古典的おとぎ話においては大抵悪の側が言い出す言葉と相場は決まっています。
そもそも、そのような強大な力を行使できる時点で女神様か何かの類の使い魔とか心の大樹の精霊、なんてことはないでしょう。それでいくならば正体は悪魔あたりかもしれませんね。
また、先ほど魔法少女についての考察で述べたような運命を背負うことになる悪魔との契約と考えれば、ほむらちゃんが契約を防ごうとするのもうなずけます。
3.今後の展開について
なぜこんなに疑ってかかっているの、考えすぎじゃないの、魔法少女なんだからもっとハートウォーミングなんじゃないの。そう思う人もいるかもしれません。
しかし、沙耶の唄をプレイしたことのある自分としては「脚本:虚淵玄」というだけでどうしてもハートウォーミングな未来は見えないのです。その念は一話を見終えたところでさらに強くなりました。完全に血溜まりスケッチしかありえないじぇ…。
それを踏まえて考えると、まず、死人は確実に出ると思います。というか出なかったらびびる。全滅エンドも世界滅亡エンドもやりかねない人ですから。生き延びたとしても精神崩壊くらいはありそうだ…。
特に、第一話アバン(未来の光景?)に出てこなかった二人。マミとさやか、特にまどかの善良なる親友であるさやかは危ないのではないでしょうか。あの人の脚本的に快活で善良なる親友なんて死亡フラグでしか無い…!
せめて死ぬならまどかを守るために魔法を使い過ぎて魔女化、くらいのハートウォーミングな死に方にしてあげて、うん。
キュウべえについては先ほど言った感じで。多分あれラスボスですって。最終話近辺で正体をあらわしますって。
マミも正直悪役なのではないかと思っています。どうも信用できない…キュウべえの側についてるから、ってことでかもしれませんが。あ、優しいお姉さんかと思いきやほむらちゃんへの態度がすごく怖いこともあるか。
今後の大筋の展開に関わってきそうな第一話アバンの夢ですが、あれはアスラクライン的な感じでの一周目(というか今の前の周)の世界の話なのではないでしょうか。それでいくとあの未来を防ぐためにまどかたちは行動していくことになる、と。
ひょっとしたらほむらちゃんにはその記憶もあるのかもしれませんね。根拠は保健室の場所を知っていたこと、まどかの名前を知っていたこと、まどかへの発言、まどかと廊下を歩きながら明らかにイラついた表情になっていたことあたりです。
こんなところでしょうか。
つらつらと書きなぐったけどこのうちいくつが当たってるか楽しみだね!