2013年7月15日月曜日

[2013春アニメ感想]翠星のガルガンティア


分割2クール、みたいな噂を放映前は聞いた覚えがありますがそんなことはなかったようで。ヴァルヴレイヴあたりと勘違いしてたのかな。

最初から最後までしっかりした構成で優等生的な出来の作品でした。個人的には虚淵玄の脚本は新しさこそないものの、そのジャンルでのお約束を踏襲した作品をきっちりと作ってくる、という印象があります。

今回も最終的にチェインバーがレドを助けて退場することといいヒディアーズの正体が人類であることといいそう珍しくはないシナリオパターンでしたが、見せ方がしっかりしていたので大変楽しめました。また、チェインバーの語る「パイロット支援インターフェース」の意味合いが物語の進行によって変化して行くこと、その上での「くたばれ、ブリキ野郎」のカタルシス、と丁寧に物語を見せていくことによる展開の妙が生きていたと思います。

個人的には銀河同盟という巨悪に全てを押しつけるのはどうなんだろうなーと思わなくもありませんが、それはあくまでも思想信条や解釈の問題であって作品の出来とはまた別の話だと思います。シナリオの論理展開として問題があったとは思いませんし。

いやー、いい作品を楽しませてもらいました。シナリオがしっかりしているというのは見ている時に安心感があっていいですね。

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