2013年4月13日土曜日

μ'sで最も自らの振る舞いについて自覚的な女の子についての話。

にこにーの話じゃないです!あの子も割と自覚的な子ではありますが!


今期のアニメもひと通り始まった時期ですが、希ちゃんの性格について語った記事を見たことがなかったので自分の思ってることを書いておこうかなあと思います。

個人的には、あの子はメンバーの中で最も自らの振る舞いとその効果について自覚的に振舞っている子だと思っています。もちろんにこにーもその辺りについてはキャラ作りを重んじる子なので自覚的ではあるなとは思っていますが、あの子は激情型の性格のせいでちょくちょく素が出るあたり希ちゃん程ではないかなと思います。

確かにあの子、基本的にはエセ関西弁で間接的な言い方しかしませんしスピリチュアル発言もするし、でその場のノリで適当な事言ってる子にしか見えないでしょうし実際アニメ化前の自分の中のイメージは割とそんな感じでした。

しかし、本来あの子の素は合宿回でエセ関西弁使わなかった真姫ちゃんとの会話シーンの方なわけです。


周りの人間関係を俯瞰する形で眺め、多くは間接的、たまに直接的に働きかけることで関係を調律していく。つまりあの子は自らの振る舞いが周囲にもたらす効果を自認した上でムードメーカーというか周囲の人間関係に対してのバランサーを演じている子なわけですね。だからこそ基本的に直接的な物言いはしませんし、真姫ちゃんの作曲の話といいエリーチカ加入絡みといい基本的には間接的なやり方で暗躍し続けてたわけです。

勿論その役割上、穂乃果ちゃんの問題のように海未ちゃんのような穂乃果ちゃんの性格を知り尽くした人間がどうにかしないとどうにもならない問題については手を出せませんし、事実最終話近辺介入して来なかったのはそういうことでしょう。付き合いが浅い自分が下手に手を出しても無駄どころか大事故になる、という判断から不介入で海未ちゃんに任せたのではないかなと思います。

μ'sのメンバーで一番優しく、しかし物事に対して冷静というかクールな性格なのがアニメ版からは読み取れました。


本人がその部分を基本的におちゃらけたキャラの仮面で隠しているだけにその性格を理解したのは今のところアニメでは第10話で自ら情報開示した真姫ちゃんだけですが、それだけに彼女は「面倒くさい人ね」と最後で希ちゃんに対して言ったわけですね。方向性は違えど穂乃果ちゃんのような一直線な性格とは一線を画してる子ですし。

このような性格描写は今までの媒体ではなかなか難しい(アイドルとしての表向き情報、というバイアスもありましたし)ところですし、個人的にはこういう方向性でアニメ版は表向きの発言と整合性を取る形で人物の描写を深めてくるのかと感心しました。なんかネット見てるとこの子は作画の話ばかり出てくるけどな!

これだけ自覚的に自らの役割を振る舞う子、というのは珍しいですし第6話の穂乃果ちゃんとの会話シーンでの「ウチが出来るのは誰かを支えてあげる事だけだから」というセリフから何かしら過去にあったのかなと個人的には思いますがその辺りは現状描写されてないのが尺ゆえの悲しさではあります。その辺りは2期に期待ですかね(高校に入ってから友人になったエリーチカは現在の振る舞いの希ちゃんしか知らない様子ですし中学以前に何かあったんじゃないかと思います)

希ちゃんの魅力はわしわしMAXとかプシュッ♪だけじゃないんだというのが少しでも伝われば幸いですね、ええ。

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